後天性慢性赤芽球癆に対する新しい治療の開発

もっと知ろう!
(せき)()(きゅう)(ろう)のこと

後天性慢性赤芽球癆に対する新しい治療の開発

国立研究開発法人日本医療研究開発機構
令和6年度「難治性疾患実用化研究事業」(令和6年度~令和8年度)
難治・再燃の後天性慢性赤芽球癆に対する経口シロリムスの効果と安全性の評価
代表者 信州大学医学部附属病院血液内科 中澤 英之

Greeting

ごあいさつ

中澤 英之
信州大学医学部附属病院血液内科 講師

「もっと知ろう!『赤芽球癆』のこと」のサイトにご来訪いただきありがとうございます。

貧血でお困りの方は、国内にたくさんいらっしゃるでしょう。
貧血は体の中の赤血球が減る状態を指します。貧血の原因として、現在様々な病気が知られていますが、「同じ病名をもった人に出会ったことがない」という稀な病気による貧血で困っている方もいるかもしれません。

後天性慢性赤芽球癆(こうてんせいまんせいせきがきゅうろう)とは、そんな稀な病気の一つです。発症率にすると100万人当たり約1人/年なのだそうです。

実は、この病気に関しては、数十年前から秋田大学の医師らが中心となって、特発性造血障害研究班という研究グループに加わった全国の研究者たちが、治療や症状についての研究を続けてきています。その研究の結果、シクロスポリンという薬がこの病気に効果をもたらすことが世に広まり、多くの患者さんの貧血改善につながったと言われています。

しかし、シクロスポリンが使えなかったり、使用後に再発したりした場合の、「次の一手」が、現在もなお、明らかになっていません。

約2年前、海外の一部の病院から、シロリムスという薬がこの貧血に効くかもしれない、という報告が出たことをきっかけに、この研究が始まりました。

このサイトは、後天性慢性赤芽球癆という稀な病気を多くの方に知っていただくためにスタッフみんなで立ち上げました。この稀な病気に少しでも光を当てて、ひょっとしたら独りで大変な思いをしている方に、「独りじゃないですよ」という小さなメッセージが届けることができれば幸いです。

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